噂で聞くほど楽ではない仕事です
バイトに関する裏話のような都市伝説でしばしば登場してくるのが治験のバイトに関する話です。
怪しい薬を試されたとか、奇妙な検査をされたとかといったことがまことしやかに語られたりすることもありますが、一般的に募集をされている治験のバイトは決してそのような怪しいものではありません。
しかしかといって同じように噂で聞かれるような「薬を飲むだけの楽な仕事」というわけでもなかったりします。
そもそも一般的に募集されている「治験」はアルバイトではなくあくまでも「ボランティア」として扱われているものがほとんどで、仕事として行う種類のものではありません。
そのため治験が終了した時に支払われる金銭は「給料」ではなく「協力費」といった名目となっています。
金額としてはだいたい日当1~2万円程度が相場となっていますが、契約をした日数は24時間特定の場所にいることを強制されることが通常です。
健康条件によっては受けられないことも
治験の募集は基本的に健康な人のみとなっていますが、薬の種類によっては特定の病気を持っている人だけが対象にされることもあるようです。
アルバイトを受ける人は所定の日数病院内に入院をするだけでなく、数日前から禁酒禁煙はもとより特定の食品(栄養ドリンク、サプリメントなど)を摂取することを禁止されたりします。
また一度何かの治験を受けた人は一定期間他の治験を受けることができません。
なので一年で最大でも3回程度しか仕事をすることはできないのですが、一回につき長いものでは10万円くらいはもらうこともできるので、短期バイトとして行うには丁度良い仕事と言えます。
余談にはなりますが、治験を管理・調査する側の仕事は募集されているサイトから全く別で医療の知識や分析者としてのスキルが必要となりますので注意が必要です。
研究職として就職した人材が被験者となることはほぼ無いですが、被験者も分析する研究者も根気のいる仕事と言えるでしょう。